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昨日は、感動的な卒業式を経験させてもらいました。
最後だからという気持ちや感謝の思いで言葉では言い尽くせない感動でした。生徒や保護者など、たくさんの出会いの中で自分自身も成長できたと素直に思えます。
雪が降り積もった寒い中での式でしたが、成長した卒業生一人ひとりの顔を壇上から見させてもらいました。
=卒業式での式辞=(抜粋)
卒業式、教え子や仲間との別れ、新たな旅立ち、この瞬間、今ここにおられる全ての方々の思いを、壇上より感謝の気持ちで受け止めております。
三年前の四月、私がこの野洲高校に赴任したと同時に入学してきた皆さんでした。
3年間の間に一人ひとりの名前も随分と覚えましたし、日々の挨拶や声かけの中で、苦しみもがきながらも少しずつ大人へと成長していく姿は本当に頼もしく感じていました。
着任以来、授業中の勉強への真剣な取り組みも、数多く見せてもらいましたが、やはり、全身全霊を打ち込んで「真剣勝負の試合」に挑んでいる君たちの姿を見る、週末や休日でのサッカーや野球などの試合観戦は、私にとっては何より楽しい時間でした。
社会への新たな旅立ちに際し、私の大切に思う言葉を二つ申し述べてはなむけの言葉としたいと思います。
それは、自分の器を広げるという意味で、多少オーバーロードのような状態、『一段高いステージに身を置く』のが良いということです。経験したことをなぞったり、自分のやりやすい環境のままでいると、知らず知らずのうちに成長が止まってしまうような気がします。 不思議なもので、キツイときに頑張っておくと、あとがラクになるものです。
現状に満足することなく、同じところに留まることなく、常に前進して向上して欲しい。
もうひとつは、『勉強』から『学び』へということです。
すればするほど、解らないことがなくなっていくのが『勉強』
すればするほど、問いが問いを呼んで解らないことが広がっていくのが『学び』
自分の物事への見方や考え方が、他人との対話などの中でどんどんと更新されていくことを楽しんで欲しいということです。
卒業生の皆さん、これからもますます自己研鑽に励み、調和のとれた、心豊かでたくましい社会人になって欲しいと祈念しております。
努力して、信頼して、敬意を払い、支えてくれる人達への感謝の気持ちを忘れず、健康で、明るく、たくましい生活を送り、どうか皆さんの人生に輝かしい時間(トキ)が訪れることを心より祈念申し上げ、式辞といたします。
平成二十八年三月一日 滋賀県立野洲高等学校 校長 比良岡 利夫
☆ 早いもので3月となりました。
あと一ヶ月、精一杯頑張ります。
専心堂 『心のバスケ日めくりより』