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番外編partⅠ ~高校生のための小説勉強会~
2016.7.19

7月17日(日)の午前、彦根東高校図書室で、県下の高校文芸部生徒を集め、「高校生のための小説勉強会」が開かれました。

読書好き、創作好き(もしかしたらアニメ好き)の生徒たち52名を前に、まず滋賀県文学祭小説部門の審査員である杉山啓志さんから1時間ほど、筒井康隆氏の掌編小説『北極王』をテキストに、小説の読み方、創り方について講義がありました。

そのあと、僕が仕切って、演習と交流を行ったのですが、どんなことをしたかと言いますと、下に示しました人物カード(実際は全部で24人)から、自分がもし小説を書くなら誰を主人公にするかということで選ばせ、ネーミングと性格や生い立ちなどの人物設定を創作させます。さらにもう一人選ばせ、二人の関係と二人の秘密を創作させました。

自分の創作を6~8人のグループ内で発表し合い、交流を深めました。

番外編~高校生のための小説勉強会~

もうひとつの演習は、一枚の絵を示し、グループごとの協同作業として、この絵に登場する5人の人間関係とともに何が事件として起こり何をしている場面なのかを話し合わせ、創作させました。そして、2分程度でプレゼンをします。

番外編~高校生のための小説勉強会~ (2)

 

参加した文芸部の生徒たちは、予想以上に想像力(創造力)がたくましく、ハッとさせられるような発想満載で、いくつもの豊かな才能に感激し通しでした。

 

今回、このような取組が出来ましたことは、高文連文芸部会理事で彦根東高校文芸部顧問の京極文子先生のご尽力のたまものです。このような機会を設けていただいたことに改めて感謝します。

今後、高校生がたくさん県の文学祭に作品を応募してくれることを期待しています。

 

野洲高校とはあまり関係のない話かもしれませんが、こんなこともやってます、ということで校長日記に掲載いたしました。

なお、今回の取組で参加生徒への景品として、野洲高校のアニメ研究会が作ったオリジナルストラップを持って行ったことを申し添えておきます。

番外編~高校生のための小説勉強会~(3)