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君を幸せにする二つの魔法の言葉 ~3学期始業式 (平成30年1月9日)~
2018.1.9

新年あけましておめでとうございます。

新年を迎えるにあたり、校長先生からの贈り物。

君たちを幸せにする魔法の言葉を二つお伝えします。

 

一つ目は、「ありがとうございます」

 

野洲高校は昨年、野球部が県ベスト8、サッカー部が県ベスト4という成績でした。野球部は甲子園、サッカー部は再び日本の頂点目指して戦ってきたのだから、この成績で満足するはずがありません。

しかし、一般的に見たら、ベスト8、ベスト4は立派な成績です。当然周りの人から、

「すごいね、ベスト4って。よくやったね」

と称賛されます。そのとき、君たちはどんな反応をするか。もしかして、こんなことを口にしていないでしょうか。

「ベスト4なんて全然たいしたことありません。優勝できなかったら1回戦で負けたも同然です」

 

これは謙遜ではありません。1回戦を突破しようと必死で練習している選手たちや、君たちに負けてベスト8にさえ進めなかった選手たちがたくさんいます。彼らを見下した言い方だと僕は思います。謙遜ではなくむしろおごりに近い。

ではどう言えばよいのか。まず、魔法の言葉を使うのです。

ありがとうございます。でも、まだまだです。もっともっと努力しないといけないと思っています」

魔法の言葉をまず言ってから、自分の思いをそのあとに続ければよいのです。

 

二つ目は、「すみませんでした」

 

何かちょっとしたミスをしたり、理解されなかったり、誤解を受けたりすることがありますが、そんなとき僕らはまず言い訳から入ります。

「あの人が勝手にやったことです。私には責任ありません」

「私としては良かれと思ってやったことです。悪意はありません」

「誰が言っているのですか。とんでもない誤解です」

 

でも、それを言う前に魔法の言葉を使ってみてください。

すみませんでした。私の思いが伝わらなくて残念です。実は……」

言い訳は後回し。まず魔法の言葉から始めましょう。

 

「ありがとうございます」と「すみませんでした」

この二つの魔法の言葉を上手に使えば、君たちの人間関係は確実によくなるし、君たちは人から愛されるし、きっと幸せになれると思います。

覚えておいてください。君を幸せにする二つの魔法の言葉。

今年1年みんなにとって良い年になることを祈り新年のあいさつとします。