進路指導について
1 野洲高校の進路指導について

進路とは、どのようにして自分自身が経済的に自立し、自分らしい生き方をするかを考えていくことです。そのためには「仕事をする」ということを真剣に考える必要があります。仕事を長く続けるには自分がどのようなことに興味や関心を持っているのか、どんな人間なのかを客観的に見つめることが大切です。
高校時代の3年間ではいろんな勉強をしたりいろんな行事に参加したり、たくさんの友達との交流することができます。その中で、自分をしっかりと見つめ、これからの人生を考える大切な時間です。私たち進路課は、「職業インタビュー」やそれぞれの学年で実施される「進路LHR」を通して、生徒一人ひとりがより自分らしく活き活きとした人生を切り開いていく支援をしていきます。

2 進学指導について

大学・短大・専門学校などへの進学を考えるにあたって、大切なことのひとつは、「学校を知ること」です。自分の学びたいことが学べるのか、どのような資格が取れるのか、入学するためにはどのような方法があるのか、1・2年生時にこれらのことを本校で開催する「進路希望別説明会」や各自が参加するオープンキャンパスを通して考えてもらいます。3年の4月には、進路指導課が全生徒との個別面談を実施し、その中で進路実現に向けてアドバイスを行います。

進学指導
3 就職指導について

現代社会には実際に「どんな仕事があるのか」、それぞれの仕事には「どんなやりがいがあるのか」、「どんな労働条件があるのか」などを1・2年生の調べ学習などを通して、具体的に理解する取り組みを実施しています。その取り組みを踏まえ、3年生では、就職希望者対象の基礎学力向上を目指す「模擬試験」や自分の良いところや自分の考えを明確にする「模擬面接」を通して社会人として必要な知識やマナーなどを身につけていきます。
また、「生活リズム」を整えることで健康な身体作りをすることや、いろいろな人と関わりをもつことで相手の思いを受け止め、自分の思いを相手に伝えるコミュニケーション能力を身につけることも大切です。私たち進路課ではHRやそれぞれの授業を通してこのような力を身につけることを意識して取り組みを進めています。

就職指導
4 進路学習、進路に関する行事や取り組み
●職業インタビュー

1年生の10月に地域の事業所を訪問し、仕事の内容や社会人としての心構えなどを直接質問したり聞き取ったことをまとめたりする学習です。実際に働く人の声を聞くことで、仕事のやりがいや厳しさ、また今身につけておかなければならないことを感じ取り、自分の進路決定のきっかけの一つとする取り組みです。

  • 職業インタビュー
  • 職業インタビュー
  • 職業インタビュー
●進学補習

個々の進路希望に応じ、授業からさらに深い内容を学習します。1年生は夏休みから、2、3年生は各学期および夏休みに行っています。

●面接指導

就職希望者には3年生の7月下旬より、10回ほどの面接練習を行います。面接官は校長や事務長を始め多くの教員が担当し、毎回の質問や雰囲気を変えることで生徒が緊張感をもって練習に臨めるよう工夫をしています。また、例年8月初旬には野洲ロータリークラブに所属されている経営者の方々による模擬面接を実施しています。本当の経営者という立場、厳しい目を通して批評されることで社会に出るために意識し、考えなければならないことを深く理解するきっかけにしています。進学希望者には、受験の方式に応じて、担任をはじめ多くの教員が面接練習に関わっています。

面接指導